専門家ならではの信頼できる情報を発信するページです。
また、当事務所をより知っていただくため、実際の事件の解決までのアレコレや、
相手方・裁判所に送った書面なども、守秘義務やプライバシーに配慮した上で、
分かりやすくご紹介できればと思っています。
お金の問題
債権については、取立て、回収するまでに、元金のほかに、利息や、取立てに要する費用(例えば債権差押命令申立手数料や送達費用など)が発生します。例えば100万円を年利5%で貸付け、取立費用に1万円を要した場合、債務者は1年後に106万円を支払うことになります。問題は、1年後に債務者が10万円を支払ってきた場合、元金、利息、費用のどの順番に充当されるかです。法律上は、当事者間で特段の合意をしない限り、費用、利息、元金の順番に充当されることとなっています(民法489条、490条)。その...
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お金の問題
どのような場合に、貸金の返還を弁護士に依頼すべきでしょうか?ご相談を受けていると、「弁護士に依頼するような事案かどうか分からなかった」といった声をしばしば耳にします。貸金返還の場合でいうと、結論からいえば、証拠や請求金額と回収可能性との兼ね合いで決まってくるのではと思います。1 証拠について やはり、何といっても証拠が一番大事です。 契約書があるか、契約書がなくても、送金記録や領収書があるか、返金を求めていたり、返済を待ってほしいといったやりとりがメールやSNSの中で...
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お金の問題
解決金の定義と内容最近よく目にする「解決金」ですが、中身としては、損害賠償金、借金の返済+利子分、財産分与、慰謝料、迷惑料、口止め料、手切れ金など、その趣旨は様々です。趣旨や目的に理屈をつけ難いから(つけてしまうと、払いにくかったりもらいにくかったり)、「解決金」という名前にしてお金をやり取りすることは、法律の世界では多々あります。解決金の使用例と弁護士の役割弁護士が「では、解決金として借金相当額を払いましょう」と提案したり、「中身は損害賠償ですが、名目を解決金にしましょう」「...
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お金の問題
T様から【ご質問】解決金のコラムをお読みしました。解決金の内訳の記載は、裁判所の和解内容にはありません。最終的に誰が決めるのでしょうか?依頼主としては慰謝料名目と思い和解に応じているが、弁護士が勝手に別の名目として決めてしまったりするものなのかを、詳しくコラムで記載願いたいです。というお問合せをいただきました。できる範囲でお答えしてみたいと思います。例えば、被告は、原告に対し、解決金として300万円の支払義務があることを認め、これを令和6年8月末日限り、原告(申立人)...
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