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また、当事務所をより知っていただくため、実際の事件の解決までのアレコレや、
相手方・裁判所に送った書面なども、守秘義務やプライバシーに配慮した上で、
分かりやすくご紹介できればと思っています。
刑事事件
この6月1日から、改正された刑法が施行されます。刑法の改正は、珍しいことです。改正後の【刑法12条】1 拘禁刑は、無期及び有期とし、有期拘禁刑は、1月以上20年以下とする。2 拘禁刑は、刑事施設に拘置する。3 拘禁刑に処せられた者には、改善更生を図るため、必要な作業を行わせ、 又は必要な指導を行うことができる。これまで、身体の自由を奪う刑罰は、懲役刑と禁錮刑に分かれていました。懲役刑は刑務作業を課せられ、禁錮刑はそうでなく、懲役刑は故意の罪(ほとんどの罪)に、禁錮刑は過失の罪に、...
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刑事事件
本日、元大阪地検検事正の部下の女性検事に対する刑事事件に関して、罪状認否について、被害者による「検察庁に対する組織批判により、このような方針」(公訴事実を認めたこと)「が間違っていたのではないかと悩み」、変更すると報道がありました。無罪推定の原則があるので、有罪無罪に関する言及はすべきではないですが、検察庁を「批判」したら、良くないのでしょうか?批判とは・・物事の長所・短所を検討して評価・判断すること をいいます。非難・・欠点などを責めて咎めること とは異なります。弁護人...
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刑事事件
昨日、袴田事件の再審判決が出されました。詳細については、判決全文をよく読ませていただいてから、あらためてコラムで扱います。今回は、報道されている、認定された証拠の捏造について。証拠の捏造があり得るのでしょうか?私は、以前、地方裁判所等で、令状審査に当たる裁判官の職に就いていました。令状主義:捜査に関する令状は、必ず司法審査を経なければならないこと憲法33条・35条逮捕や勾留、捜索差押等は、捜査機関(警察や検察)が裁判所に令状を請求し、裁判官が認めたものだけが執行されます。...
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刑事事件
嘘をつくのに抵抗がない人は、犯罪にも抵抗がなくなるという意味です。刑事裁判の判決では、「規範意識が鈍麻している」という指摘がよくありますが、「規範」に、法律だけでなく道徳を含めて考えると、嘘をつかない ルールを守る 法律を犯さないというのは、根本的には、同じ意識にたどり着くのでしょう。法律家になって、もうすぐ20年が経ちます。その経過で思うことは、嘘をつく人はつくし、つかない人はつかない、です。「ちょっとだけ嘘をつく人」は少ないように思います。嘘をついている人は気づいてい...
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