弁護士林扶友の乱読記
「灰色の虹」貫井徳郎さん著
今日はこの1冊を・・
しばらく前、心身の健康を保つ(回復する)ため、突然、遠くに住む子どもに会いに行くという、
一人逃避行をしました。ちょっと疲れていたのですね・・
(もちろん、お客様、職場、家族など、事前に調整しました。)
その道中で、この1冊を読みました。
とても惹き込まれる、面白い内容でした・・が失敗でした。
検察官・弁護士・裁判官が出てきまくるのです。
それぞれが、復讐される内容です。
それも、それぞれが「あーーいるいる」という「嫌なヤツ」の極致として、嫌味ったらしく、
存分に表現されています。
「頭は良いかもしれないけれど愚か」という法曹を、見事に描いています。
法曹って嫌われてるんですよね。よく分かります。
だからこそ、嫌なヤツにならないよう、日々自戒なのですが、リフレッシュに行くのに、
まさに「業界の嫌なヤツ集めました」みたいな本を選んでしまい、いやはや・・
とはいえ、読むのをやめられない筆力ですので、道中(片道で)読み切ってしまいました。
貫井さんは、法曹なのか、法曹がお嫌いなのか、はたまた脅威の分析力と表現力なのか・・
私は裁判官と弁護士経験者ですが、「あーーいるいる、こんなヤツ」と何回思ったでしょう・・
※個人的には、描かれた裁判官の愚かっぷりが、特に秀逸でした。